認知心理学について その1

「認知心理学」とは、コンピュータを人間に近づけるために知能より人間の認識の仕方を総合的に研究しようとする分野のことを言います。近年、生活のあらゆるところにコンピュータが存在します。コンピュータ開発当初から、私たち人間の頭脳と似た働きをすること、所謂「人工知能」としての役割が期待されていました。人間の知能は、経験したことを整理し、知識として蓄え、それをもとに新しい事態に対する理解を進めます。これと同じような情報処理システムをコンピュータに持たせた結果、コンピュータは人間よりさらに多くの情報を処理するようになっている。しかし、優れたコンピュータでも人間とは多くの点で異なっている。 人間が未知の状況に遭遇すると、今までの知識を使って結論に達しようとし、推論が使えない場合、直感による判断も行います。コンピュータにはこういう機能は十分ではないのです。

認知心理学について その2

認知心理学の分野でコンピュータを人間に近づけるためにどのような研究が進められているのでしょうか?人間は長い時間をかけ蓄えた知識や実践によって物事を判断したり、新しいことを考えたりします。 今までの研究から「知識」に大別して2種類あることがわかっています。一つは、「〜は〜である」の「宣言的知識」。 もう一つは、何かをするための手続きを示す「手続き的知識」。私たち人間はこうした知識のデータを基に、色々な事を判断します。 この「知識」をコンピュータに蓄えさせ、人間に少しでも近づけなければなりません。 認知心理学を考えると、人間の脳の仕組みが素晴らしくすごい物なのかがわかります。

発達心理学

「発達心理学」は、人間の心を考える学問です。 心理学において、つい最近まで発達とは胎児〜青年(成人)に至るまでの過程をさしていました。しかし、発達という概念をとらえなおし成人期や老年期にまでその研究対象を広げ、 新しい発達心理学または「生涯発達心理学」は、発達とは受精から死にいたるまで人生全ての時期にわたってあらわれる、成長と衰退の様相、と定義されるようになったのです。 この「発達心理学」は大学で専攻されているところも多く、講座として開設されていることが多いそうです。

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